製造年 |
1930年 |
シリアルNo |
42528 |
コンディション |
EX |
トップ材 |
マホガニー |
サイド&バック材 |
マホガニー |
ネック材 |
マホガニー |
指板材 |
ブラジリアンローズウッド |
ブリッジ材 |
ブラジリアンローズウッド |
ピックガード |
なし |
チューナー |
オリジナル |
ブレーシング |
スキャロップドX |
ナットサイズ |
45㎜ |
スケール長 |
622㎜ |
価格 |
770,000円 |
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Martin 2-17 は、C.F. Martin 社が初めてハワイアンギター以外でスチール弦用に設計したもので、1922 年に発表されました。2-17
は小型でコンパクトなパーラーサイズのギターで、質素なデザインが施されており、当時安価な汎用楽器として販売されました。
マーティンギターとして初めてスチール弦専用にブレーシングされたギターで、ガット弦モデルからの大きな転換点となりました。
1930年にバインディングが削除され、デザインが簡素化されました。価格も25ドルに引き下げられました。マーティンは短期間「#25」と呼んだ後、2-17の名称に戻しました。
今回の個体はバインディングが確認できておりますので、廉価版ではございません。
逆に言えば#25が現存すれば、その方が超希少とも言えますね。
軽いブレーシングにより、美しく、レスポンスが良く、響きの良いヴィンテージトーンが得られ、フィンガーピッキング奏者やブルース、カントリーミュージックのプレイヤーに人気で現在でもそれは生かされると思われます。
1922 年から 1938 年までの16年間作成されたちょうど中間点のものとなります。
当時としては最も人気のあるモデルで総生産の15%を占めておりました。
今回入荷の機種は保存状態もよく非常に弾きやすいセッティングとなっております。コンパクトな為、どこにでも携帯していける感じでギターを楽しめる点は大きな利点といえるでしょう。
軽量ギターで非常にレスポンスもよく、ヴィンテージサウンドと落ち着いた音色が奏者を含め心地よい空間へと誘う事でしょう。実際に弾いて頂かないとその良さは実感できないかもしれません。是非、試奏されてみてはいかがでしょうか。 |
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